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英会話レッスンの理解を深めよう

ものいわぬ受験「戦争」を通過すれば、明るく正しい子どものいた「戦前」は、「どういたしまして」いわない「戦後」世界に変わるのでしょうか。 ともかく、英語的な水平感は、親や教師が意識し教える際には、できるだけ大人のレベルと水平になるように持っていくほうが実用的です。
でないと「対感謝無反応英語人間」がどんどん発生するかもしれません!「英語人間」税関通過」、マニュアルにないやりとり。 サンフランシスコ空港で入国審査を無事通過した僕は、税関へ向かいました。
そこでまた、タテがヨコになるような体験が待っていたのです。 僕が順番を待っているのは外国人のセクションで、僕の前にはセールスマンのような人がアタッシュケースを開けさせられ、係の女性から質問をされています。
男性は東南アジア系のアクセントのような気がしましたが。 「石鹸!」という単語が聞こえます。
係は石ですよ、石鹸じゃない。 男性は石鹸だと言い張っています。
追及は大変厳しく、時間はどんどん経ってガラスの向こうでは、すでに通関したアメリカの友人たちが、米国人専用の出口に向かいながらこちらに手を振り、あせりが出てきました。 心配そうに見ています。

僕のスーツケースには即席味噌汁とか梅干なんかが入っています。 詳しい説明を求められたときは面倒です。
舌先にあたふたと下ろしていたときです。 別の列がカラになって、係の男性がこちらへ。
年齢は僕と同じくらいか。 僕はそちらに移動しました。
開口1番、日本文化のコースなどで教えた単語を頭から。 こいというジェスチャーをしているのです。
さわやかな感じの人です。 こちらも(はいこれです。
)と答えました。 定石通りです。
すると、「ユアラリオウハア?」という声が聞こえ、獅子座なのですねえ?といったからです。 僕は1瞬耳を疑いました。
僕は少し困惑を覚えながら答えました。 すると相手は、僕は、びっくりしたわけですが、ここはあわてず、落ち着いて対応しました。
相手は答え、さらに、そうですよ、そうなのですか、サンフランシスコを楽しんでください。 とパスポートを僕に返しました。

待っていたアメリカの友人たちは、僕の米国初エントリーをその場で祝ってくれました。 そのあと、ガラスの向こうで見ていたが、いつ出てくるかと心配していると、急に別の列に行ったと思ったら数秒で出てしまった、どうしたのだという質問があり、僕が係官とのやりとりを説明すると、2人は大笑いし、(ケン、サンフランシスコだよ!) といって、さらに大笑いでした。
ほかの町はわからないが、このカリカリしない町なら起こってもおかしくない。 ただ、極端なケースだ、ということ。
ヒッピー文化の中心地として栄えた町の精神を、何と僕は国際空港のお役所で体験してしまったのです。 英語をいろいろ学んでおいたのでスムーズに通れたのかとも思った。
昔、英語を教えはじめたときの同僚の口癖を思い出します。 「とても激しい人生を送るラリー君ということが、僕に起こるじゃないのさ。
」。 僕はラリー君から何か伝染されたのかもしれません。
それにしても、「パスポート拝見。 」。
「獅子座すか」、「はあ」「私もそう」、「はあ」「じゃ日本楽しんでください」、といって通すことは大和の国ではないだろうと思われます。 ともかく、米国に入る直前の税関でのこのハプニングは、緊張で直立した僕のタテ感覚をドターンとヨコ倒しにしてくれました。
日本語ではダジャレひとついわない人も、「英語のユーモアとは」とか、「英米音はどちらがきれいか」、はたまた、「英語には敬語があるのか」といった疑問をいくつか持っています。 やはり、発音、国際化、公用語といったかけ声があり、どこか和魂洋才的英語ユーザーを期待する文化の流れがあるからです。
1方で、「これだけやって買い物ひとつ満足にできないのだから」という自己的なコメントが、国民的な慣用表現になっています。 そういう僕も、お年問、買い物ひとつできない。

ただ、買い物は満足にできないのです。 英語で買い物ひとつできないのは仕方がない。
学生時代に東京の有楽町駅の近くにある外国人のよくくる薬局に行ったことがあります。 英語で新聞を買おうとしましたが、ほとんど何もいいませんでした。
映画にはよく買い物の場面がありますが、普通そこで事件が起こるわけで、そちらに注意が行ってしまいます。 学生時代にやった英国のメロドラマで、駅のキヨスクの場面がありましたが、そのとき英語での買い物と日本語でのそれの違いとか、異文化摩擦やストレスの少ない普通の買い物がどうやったらできるか、そんなことは考えもしなかったのです。
テキストなどでは勉強しました。 教室で教えもしました。
買い物というありふれた場面に英語文化の真髄の1端が潜んでいるなどとは、教わる僕も教える自分も夢にも思わなかったのです。 外国に行き、買い物を経験し、その後いくつかの「体験」を重ねるうちに僕なりにつかんだことなのです。
たかが買い物なのですが。 海外旅行では迅速にショッピング活動を遂行するとできるだけことばを使わず、コストパフォーマンスも高いものです。
「沈黙は金」でなく、「雄弁は銀」でいこうと思うものです。 「直訳英語人間」だと、欲しいものを手にしてレジに行き、「英語人間」はこんなときいきなり日本語直訳で、(これ、もらえますか?) と切り出したりします。

出だしが唐突で、係の人から、(はーぃ、お金を払っていただければ)無気味な「サムライ」型、無表情で商品をカウンターに置き、「欲しい」とぽつりと暗くつぶやくのが「サムライ英語人間」です。 「早くよこせということか?」と怖がります。
ここで「サムライ英語人間」がクレジットカードを出そうと内ポケットにサッと手でも入れた日には、重大な結末を迎えることにもなりかねません。 さらに、「」と、途中で止める日本語、1言でクールにやるのは「超サムライ英語人間」の買い物表現をそのまま英訳したのです。
相手が、見すえながらいえば、なかなかこちらに気づかないときはこれで注意を引くことができますが、苦情でも持ちこむなら、まじまじと失礼ですけどね。 と高飛車になります。
これまた本意にいません。 「エクスキューズ・ミー」もダメ。
どうスタートすればいいのでしょう。 ニコニコしすぎず、大声でなく、短くいいます。
そのあとはもうスムーズで、係が仕切っていきます。 これで締めますよという確認です。
これで全部か?といいたい気持ちは痛いほどわかります。 ご挨拶だ、ちょっと待ち、誤解しないようしょう。

値段は相手が、(1ドル5セントになります)といってくれます。 聞きとれなくとも表示されています。
おつりとレシートです。 客が答えるのも普通。
買い物が終了です。 日本では、上下志向がくっきり浮かびあがります。
客はできるだけ「上」風にふるまい、英語圏では、この方式のように、同じことばを投げあい、水平な場作りを最初に行うのが普通です。 係は、やや改まり、 もう少し改まったら客の年齢などに応じて使うこともあります。
英語でのショッピングのポイントはあくまで、最初に客が挨拶の声を発することが、係が客とまったく同じことばを返せる。 常茶飯事である。
スタートする買い物と、「いらっしゃいませ」、水平文化と上下文化の違いでしょうこれで買い物ひとつ、満足にできるようになるでしょう。

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